8月上旬の事になりますが、第三次安倍再改造内閣が発足しました。安倍内閣といえば経済政策である「アベノミクス」が有名です。
しかし、国際通貨基金(IMF)は「アベノミクス」に対して、「アベノミクスは岐路に立たされており、思いきった改良が必要だ」と提言しています。
経済成長、財政健全化、物価上昇のいずれの目標も達成できず、消費税増税を先送りするなど現状を踏まえての提言なので仕方がないところだと思います。
そんな「アベノミクス」ですが、では安倍政権発足時の株価を覚えておられる方はいらっしゃいますか?
第2次安倍政権発足前の株価と円相場
以下の表は第2次安倍政権が発足する前日である12月25日のデータになります。なお、現在欄も正確には昨日の8月20日の物になります。
第2次安倍政権発足 (2012年12月26日) |
現在 (2016年8月21日) |
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日経平均株価 | 10,080円 | 16,545円 |
円相場 | 84円 | 100円 |
いかがでしょうか?最近の、株価下落や円高が可愛く見えてしまうくらいの悪い数字ですよね。こんな数字を見てしまうと「アベノミクス」もそれなりに効果があったのかな…と感じます。
ただ、それよりも気になるのは、この数字は2012年12月という事で、別にリーマンショック直後という訳ではないという事です。
Twitterを見ていると、相場が下落した場合、バーゲンセールであるとか、買い場であるとかのツイートがよく流れます。
しかし、一体どこまでの下落を想定しているのですかね?ここまでの下落には耐えられそうですか?また、どういうタイミングでどこまで資金を投入するかのルールはあるのでしょうか?
この辺のルールが曖昧だと、予想以上の下落で動揺が生じたり、投入する資金が尽きて身動きがとれなくなったりしてしまいます。
値頃感で取引してしまう事は、私も過去にありましたがあまり上手くいった記憶はないです。この辺、私ももう少し勉強したいなと思っている部分なのですが、なかなか良い方法が思い浮かびません。
結局、勉強する時間もないし分からないので、追加投資は見送り積立投資にゆだねるというのが最近のスタイルです(笑)
もしも、上記の株価を見て、びびっちゃった方はちょっと注意が必要なのではないかなと感じます。特にアベノミクス以降に投資を始められた方は、一度立ち止まって考えてみるにはいいタイミングなのではないでしょうか?
投資歴だけは長くなりつつあるが、勉強不足気味の私の戯言でした。
では、また。