低コストとは言えないセゾン投信の資産残高が増えるのはどうしてか?

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セゾン投信にはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドの二つのファンドがあるのはみなさんご存じの事と思います。

その中で私も積立しているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドですが、順調に資産残高を増やし、現在1133億円に達しています。

最近はインデックスファンドの低コスト化が進み、先進国株式でも信託報酬が0.2%台に突入してきました。そんな中、バランスファンドとはいえ、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの信託報酬0.69%±0.03%はもはや低コストと言える状況ではありません。

それなのに、なぜ順調に資産残高を増やす事ができるのでしょう?今回はユーザーの立場からいろいろ考えてみました。

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セゾン投信は積立を継続せざるをえない仕組み

私自身、セゾン投信の口座にはほとんどログインしません。ほったらかし状態です。まあ、長期投資を行っているからというのもあるのですが、他にも理由があるのですよ。

ファンドが2つしかないので迷いようがない

前述のようにセゾン投信にはファンドが2つしかありません。パッシブ型とアクティブ型。インデックス投資を行っているくらいですから、パッシブ型のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを当然選びます。しかも、バランス型なので特にやる事もない訳です。

セゾン投信の使い勝手が悪い

なぜ使い勝手が悪いと積立を継続せざるをえないのか少々説明が必要ですね。

何をするにも書面提出が必要である

セゾン投信はネット証券と思えないくらい使い勝手が悪いです。なぜなら、積立金額の変更をする際はわざわざ書面での手続きが必要になるのです。また、引落休止や新規申込み、積立解約も同様です。

つまり、一度積立設定を行うと面倒でいじりたくなくなる訳です(苦笑)

スポット投資が不便

セゾン投信にはリアルタイム入金がありません。したがって普通に振込先口座に振り込む事になります。それ自体は別に構わないのですが、セゾン投信では法令等の定めにより購入代金を現金のまま預かる事ができません。

つまり事前に振り込んでおいて、タイミングを計るという事ができないのです。振り込んだら近日中に使う必要がある。これ、結構使いにくいのですよ。

いや、インデックス投資してるのにタイミングを計るというのもおかしな話なのですがね。ほら、安い時に少し買いたい時もあるじゃないですか(苦笑)

この使い勝手の悪さから、スポット投資をする気もなくなります。

積立金額の変更も面倒、スポット投資も駄目となると、初期の積立金額のまま積立が延々と継続されてしまう訳です。ログインパスワードも忘れちゃいます。本当のほったらかしです。

システムにお金をかけられないせいなのか、わざとなのか分かりませんが、すごいシステムですよ、これは(笑)

時価総額比率のバランスファンドが他にない

非常に不思議な話なのですが、時価総額比率のバランスファンドがセゾン投信以外に存在しないのです。三井住友・DC全海外株式インデックスファンドなどは信託報酬的にはかなり低廉なのですが、日本が除かれているのですよね。

おそらく日本分はETFを使用すれば、もっと安くなるという事なのだと思いますが、毎月コツコツと積立てる立場からいうと使いにくいし面倒なんです。

なぜ時価総額比率にこだわるかというと、「もっとも効率的なポートフォリオとは市場全体に投資することである」というどなたかの言葉に影響されているからです。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの場合、債券が50%含まれている事については判断の分かれる所だと思いますが、万人に勧められるという点では悪くないと思います。

他のバランスファンドも思ったより安くない

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの信託報酬は0.69%±0.03%です。ライバルであろう世界経済インデックスファンドの信託報酬は0.54%とその差は0.15%です。この差をどう見るかにもよりますが、思ったより差がない印象です。信託報酬の差とアセットアロケーションを天秤にかけて、どちらを選択するかの違いかなと感じます。

最近、iFree8資産バランスが信託報酬0.25%で殴り込みをかけてきて、おぉーと思いましたが新興国株の指数が独特で使いにくいです。

eMAXISの8資産均等型の信託報酬は世界経済インデックスファンドと同じ0.54%、ニッセイの4資産均等型の信託報酬は0.37%と少し安いですが、資産残高が12億と少ない点が気になります。

よって、消去法によりセゾンの積立は続きます。余談ですが世界経済インデックスファンドはスポット投資で私も使う場合があります。

まとめ

以上の理由により、私はセゾン投信で積立を継続しています。もちろん、これ以外にも中野社長の熱さや、一貫して長期投資を啓蒙している所などがありますが、この辺をどれだけ重視しているかは人それぞれなので、今回は理由にはあげませんでした。

しかし、本当に不思議なのは時価総額比率のバランスファンドが他にない事です。真似していると揶揄されるのが怖いのか仁義なのか知りませんが。

たわら・グローバルバランスファンド、ニッセイ・グローバルバランスファンド、iFree・グローバルバランスファンドが見てみたい物です。決して不可能ではないはずです。そして信託報酬はおそらく0.2〜0.3%ぐらいで設定可能でしょう。

上記ファンドが実際に販売された場合、セゾン投信さんはどう動くのでしょうか?低コストの波は個別ファンドに押し寄せてきました。次はバランスファンドに押し寄せてきても不思議はないと思うのですがね…

では、また。

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コメント

  1. TATSU より:

    いつもブログを楽しく拝見させていただいているTATSUと申します。
    一点だけ気になるのが、当ファンドの投資先であるバンガードの信託報酬が下がっているにもかかわらず、なぜ当ファンドになかなか反映されないのかということです。
    もちろんFoFsであることは存じているのですが、それにしても投資先であるバンガードが下げている以上、現状コストから△0.05ぐらいは下げられると考えております。
    現にセゾン側も今の現状(投信の低コスト競争)を分かっているわけですし、このままだとニッセイ・たわら・iFree等に淘汰され、いずれ資産の流入鈍化になるのではと考えています。つい最近ではDCに参入しましたが、コストも現状のままですし利用するメリットがないように思えます。でしたら世界経済インデックスの方が新興国の債券・株式を含んでも0.54%という低コストなのでいいと思うんですよね。

    • アルパカ2号 より:

      TATSUさん、コメントありがとうございます。
      信託報酬についてですが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは過去に2回信託報酬の引き下げを行っています。1回目は0.03%、2回目は0.05%下がっています。引き下げ額が妥当かどうかは分かりませんが、これは素直に評価してよい部分だと思います。

      ただし、TATSUさんがご存じのように、ファンド・オブ・ファンズという仕組み上、信託報酬を下げるのにも限界があるはずです。低コスト競争をしても勝てないのは分かり切っています。ですので、やみくもに信託報酬を下げる事をセゾン投信は行わないのではないでしょうか?でも、過去の経緯からバンガードが下げてくれた分は反映させてくれるのではないかと思います。

      そうは言ってもあまりにもコスト差がつくようですと資金流入が減りますので何らかの対策が必要ですよね。現在はバンガードのファンドを使っていますが、これをETFに切り替えてみるのも一考かなと思います。(バンガードの名前はそのまま使えそうですし)

      あと、本文にも書きましたが、時価総額比率のバランスファンドが不思議と存在しません。もし、セゾンとそっくりのバランスファンドがニッセイ・たわら・iFreeから出たらかなりダメージを受けると思いますが、それまではしぶとく生き残ると思います。やはりバランスファンドは楽ですし、時価総額比率も王道なので(笑)

      世界経済インデックスファンドは私も利用していますが、あくまでセゾンの代替品及びスポット投資用としてです。新興国の債券・株式を含んで割安という考えもありますが、私にはちょっと新興国の比率が高すぎなんです。信託報酬がセゾンの半分くらいだったら、かなり心がぐらつきますが(苦笑)、今の差ならセゾンでいいかなという感じでしょうか。