世界経済インデックスファンドの純資産額の増加を考察する

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カン・チュンドさんのブログで興味深い記事を拝見しました。
世界経済インデックスファンドでいったい何が起こっているの?

世界経済インデックスファンドの純資産額の増え方が凄いそうです。純資金流入額が5月は69億円、6月は68.1億円となっているとの事。

ファンド自体の成績が好調で純資産額が増えているというよりも、単純に資金流入が増加しているようです。

インデックスファンドの低コスト化が進んでいますが、世界経済インデックスファンドはそれに乗り遅れた中コストのファンドになりますそれなのに何故このように資金流入が続くのでしょうか?

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ネット証券での積み立て人気度

まず、SBI証券での7月度の積立設定金額人気ランキングを見てみましょう。
ご覧の様に4位にランキングされています。

次に、楽天証券での7月度の積立設定金額人気ランキングです。

こちらでは3位のようです。

以上のように積み立てでは人気がある事が分かります。しかし、ランキングをもう一度見てもらいたいのですが、eMAXISSlimバランス(8資産均等型)も同様にランクインしています。

ところが、eMAXISSlimバランス(8資産均等型)の純資産額は本日付けで30.11億円しかありません。世界経済インデックスファンドの一ヶ月の純資金流入額にも及びません。これは何を意味しているのでしょう?

可能性としては販売会社の数が違う(世界経済インデックスファンドは証券会社以外にも銀行でも取り扱いがあります)また、積み立て以外のスポット購入で差がついている可能性もあります。

大胆な仮説

世界経済インデックスファンドの購入層をイメージしてみました。どういう人が世界経済インデックスファンドを買うか?これはどう考えても初心者層しかあり得ません。(投資上級者が分かった上で買っている場合もありますが、かなりレアケースのはず)

では、どうやって初心者が世界経済インデックスファンドにたどり着いたのか?ネット?投資ブログ?SNS?しばらく考えていたのですが、ヒントは書店にありました。

それは「はじめての人のための3000円投資生活」です。知っている方も多いのではないでしょうか?ビジネス書としてベストセラーになっており、既に発行部数は50万部を超えています。

この本の中で紹介されているファンドこそが世界経済インデックスファンドなのです。類書の場合はいくつかのファンドが紹介されていたりしますが、この本では基本的にこれ1本です。シンプルです。非常にシンプルです。シンプル故に分かりやすいです。

資金流入の70億円を50万人で割ったら、一人当たり1万4千円です。あり得ない数字ではありません…って全員が世界経済インデックスファンドを買うわけじゃないからちょっと苦しいですね…。

でも、この本が大きな役割を果たしているのは間違いないと思うんですよね。

再度、純資金流出入額を確認

年月 資金流出入額(億)
2017.1  2.29
2017.2  3.16
2017.3  7.65
2017.4  21.69
2017.5  69.00
2017.6  68.10
2017.7  23.13

以上が今年度の資金流出入額になります(投信まとなびより)

あれれ、7月度の流入額が4月程度に戻っちゃってます…。と言う事は単純に積み立てが増えたとは言い難いですね。5、6月の異常な流入額は一体なんだったんだろう?謎は深まります。

まとめ

今回の記事は「はじめての人のための3000円投資生活」を書店で見てピンときた事から書き始めたものです。しかし、実際に考察してみるとなかなか自分が思ったとおりにはいかないものです(苦笑)期待して読んでくれた方、どうもすみません。どなたかこの謎に挑戦しませんか?

では、また。

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コメント

  1. れくいの より:

    興味深い記事をありがとうございます。本の影響はありそうには思いますよ。
    僕は何年も前から世界経済インデックスファンドを積み立ててますが、もっと低コストなバランスファンドが出てきたので乗り替えを検討してますが、少し思い入れもあったりして悩んでいます。
    もしもですが、純資産が増えて、信託報酬が下がれば嬉しいと思いました。

    • アルパカ2号 より:

      れくいのさん、コメントありがとうございます。
      たしかに世界経済インデックスファンドの信託報酬が下がってくれれば嬉しいですよね。
      ですがeMAXISがeMAXIS Slimを出したように現状では難しいかもしれません。
      販売会社にネット証券だけではなく銀行も含まれる為、交渉が難しいと思われるからです。

  2. moneyman より:

    考察としては素晴らしいですが、これは単純に某銀行でノーロードファンドの販売評価を引き上げたから、と聞きました。

    • アルパカ2号 より:

      moneymanさん、コメントありがとうございます。
      また、情報ありがとうございます。
      銀行の販売会社は現行で8行あるようですが、一体どこの銀行になるのでしょうね。

      基本的に銀行は投資信託の手数料収入を収益元の一部として考えているところがありますから、本当にノーロードファンドを薦めているのであれば、顧客側としては望ましい姿であると思います。