少し前の話なのですが、私が加入している健康保険組合より一通の封筒が届きました。いったい何だろうと思ってあけてみると、高額療養費の支給申請書が入っていました。
1年前に高額療養費の対象になっていた
私は2年程前に足首を骨折しています。その際、患部に固定用のプレートやスクリューを入れる手術を受けました。
そして骨折も治り、1年後にプレートやスクリューを抜くための抜釘手術を行いました。抜釘手術自体は任意でしたが、プレートに違和感を感じており抜く選択をしたためです。今回の件は、その抜釘手術を行った時の話になります。
添付の説明を読むと「診療報酬明細書を点検し、高額療養費の支給対象になると思われる方で、過去1年間に申請のない方にこのお知らせをしている。」との事。
高額療養費の支給申請には時効(診療月の翌月初日から2年間)があります。私の場合、既に1年が経過しているので、残り1年となります。
なぜ、高額療養費の対象になったのか?
以前に記事にしているように、入院する場合は事前に限度額適用認定証を入手しておくのが王道です。
高額療養費制度で重要な二つのこと
限度額適用認定証は返却が必要です(高額療養費制度)
限度額適用認定証、再び申請…(高額療養費制度)
もちろん私もちゃんと入手していました。では、なぜこのような事になってしまったのか?それは単純に限度額適用認定証を病院に提出しなかったからです。では、なぜ提出しなかったのでしょう?それは単純に、この入院でどれくらいお金がかかるか急に知りたくなったです(苦笑)
限度額適用認定証を病院に提出した場合、自己負担限度額しか請求されません。その為、実際にどれくらいの費用がかかったか分からないのです。
いったん請求書をもらってみて、もし予想以上に高額だった場合は、その場で限度額適用認定証を病院に提出し訂正してもらうか、高額療養費の申請をしてみようと思っていました。
そして請求書をもらいました。もらった請求書の額がちょうど自己負担限度額と同じくらいの金額だったのです。急に訂正してもらうのが恥ずかしくなりました。
また、自分で高額療養費の支給申請をする場合、申請用紙を入手する手間がかかります。また、請求書のどの金額が申請すべき金額なのかが微妙に分からなかったのです。そのため、高額療養費の申請を諦めていました。
しかし、今回せっかく申請書を送ってもらったので、勉強がてら申請する事にしてみました。
高額療養費の支給申請で必要な情報
- 被保険者証の記号・番号
- 被保険者生年月日
- 被保険者(申請者)の住所、氏名
- 事業所(会社)の名称、所在地
- 診療月
- 療養を受けた方の氏名、生年月日、続き柄
- 傷病名
- 病院等の名称、所在地
- 療養をうけた期間
- 病院等で支払った額(自己負担額)
- 振込を希望する金融機関の口座番号
などなど。
上記は私が加入している健康保険組合の場合ですが、他所でもほぼ同一な内容ではないかと思います。ほとんどの項目は請求書や病院で頂いた書類に記載があるものばかりです。ですので、入院や手術を行った場合は病院でもらえる書類はしばらく保管していた方がよいです。
私が悩んだのは自己負担額でしたが、返還される金額から考えて、明細書の中の自己負担金である事が分かりました。この辺は病院によって項目名が違うかもしれませんが参考にしてください。
まとめ
請求を行った事により無事2000円を手に入れる事ができました。私が加入する健康保険組合では、このように高額療養費の対象であるという連絡をくれましたが、他の健康保険組合でも連絡をくれるとは限りません。
入院する際は限度額適用認定証を入手し提出するのが一番スマートです。結果として高額療養費に該当しなくても問題ありません。
余談ですが、私が加入する健康保険組合では年1回医療費のお知らせが届きます。それを見れば、月ごとの医療費の総額と窓口で払ったお金が分かるのです。しかし、当時は完全に忘れていました。
私のようなアホな行動をすると、病院や健康保険組合に余計な手間をかけしまいます。マネする人はいないと思いますが気をつけましょう。
では、また。