廃車のゲーム 車の修理代が時価(市場価格)を超えて 後編

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前回の記事では過失割合100:0で衝突され、修理費用が時価(現在の車の価値)を超える全損状態であるという所まで書きました。今回はその続きとなります。

廃車のゲーム 車の修理代が時価(市場価格)を超えて 前編
少し前の話になりますが、オカマほられました。世の中には変態が多数生息するようですので念のため書いておきますが、性的な嗜好の事ではないですよ。...

修理見積りは31万円、車の価値が16万円でした。15万円の自腹が発生する状態です。しかし、相手の方が「対物全損時修理差額費用特約」に加入している事が分かりました。これはラッキーでした。本来は車の価値である16万円しか保険がでませんが、この特約により差額分は上限50万円まで保険が支払われる事になります。

つまり、16万円+50万円で66万円まで保険支払いが可能になる為、修理費用31万円は全額まかなえる状態です。ただし、廃車にする場合は車の価値である16万円しか支払われません。

しかし、この段階になって私は悩み始めます。本当に直した方がいいのかと。

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車を直すのか買い替えるのか?

前回の記事にも書きましたが、私の車は17年を経過しようとしており、18年目の車検を検討していました。これが最後の車検になる予定でした。そこに今回の追突事故です。

この車に31万円の修理費用をかける意味はあるのでしょうか?修理した部分は直るのかもしれませんが、他の部分の劣化も進みます。また、タイヤなどの消耗品を考慮すると車検を通してもこの車に乗るのはあと2年が限界かなと思います。

いろいろな事を考慮するとお金をもらって買い替えるのが現実的な選択かなと思いました。

そして廃車のゲーム(車の価値の上積みを狙う)

さて、車を買い替える(廃車にする)と決意した訳ですが、車の価値である16万円をそのままもらっても面白くありません。なにより、お金の話題を取り扱っているブログです。いろいろ調べ始めます。

すると「買い替え諸費用は認めてもらえる可能性がある」という情報を得ました。もちろん税金関係は無理そうですが、検査登録手続き代行費用とかはいけそうです。ただし、買い替えは全損ではなくてもいつか行うのだから認めないという保険会社もあるようです。

また、私の場合、代車をすぐに返却していますので、代車早期返却上乗せとかもいけるかもしれません。この辺は過去の判決とかを利用して、いかに理論的に相手(保険会社)を説得できるかにかかってきます。

理路整然と穏便に。感情的になり相手を怒らせてはいけません。弁護士が出てきたらその時点で負けです。

私の有利な点は相手が「対物全損時修理差額費用特約」に加入していた事です。もし私が修理を選択した場合、保険会社は31万円の支払いが発生します。それよりもマシな(低い)条件を提示すれば保険会社はのってくれる可能性があります。

目標額は31万円と16万円の中間である23万円です…と言いたい所ですが、根拠がありません。根拠がない状態で交渉を行ってもおそらく失敗します。そこで、ディーラーで新車の見積りをとった際の検査登録手続き代行費用である約4万円を加算して20万円で交渉してみる事にしました。

保険会社との交渉結果

…ここで交渉過程を書きたかったのですが、あっさり20万円が認められました。内情を書くと、ディーラーで買い替えを考えていると言った所、ディーラーの営業マンが代わりに交渉してくれました。おそらく20万円くらいは認めてくれるという確信があったんでしょうね。

保険会社の担当者にとっては100:0の過失割合の交渉はキツイと聞きます。まあ、大体のケースでは相手が怒っていますからね。特に全損の場合はモメルらしいです。

今回の事故でも、修理見積りと車の時価は保険会社からではなくディーラーの営業マンから聞きました。私よりも営業マンの方が話やすかったのだと思いますし、保険会社と車のディーラーもどこか持ちつ持たれつの関係があるのかもしれません。

そんなこんなで、20万円は買い替え費用という事でディーラーの口座に直接振り込まれる事になりました。

まとめ

もしかしたら、もう少し上積みできたのかもしれませんが、私にはそこまでの心の余裕はありませんでした。ディーラーの営業マンにもお世話になった事ですし、ここで手をうちました。

私の場合、若干有利な点はありましたが交渉により車の価値をあげる事ができました。もし、全損になって、査定額に納得がいかない場合でも諦めず、冷静に交渉してみましょう。

なお、今回のブログタイトルは「敗者のゲーム―金融危機を超えて<原著第5版>」のオマージュです。では、また。

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コメント

  1. 匿名 より:

    弁護士費用特約は付けていなかったのですか?

    • アルパカ2号 より:

      弁護士費用特約は付けていませんでした。
      一人では解決できない、査定にどうしても納得できないなどのもめるケースでは有効と思います。
      ただし、車の修理代は時価までが原則ですので、今回のケースではそれほど効果的ではなかったような気がします。(あと数万円?)
      もちろん、専門家に頼めるという安心感は計り知れません。