セゾン投信の積立額変更が書面でしかできない理由

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以前に私は低コストとは言えないセゾン投信の資産残高が増えるのはどうしてか?というエントリーを書きました。その中で、「何をするにも書面提出が必要である。一度積立設定を行うと面倒でいじりたくなくなる」と書いた事があります。

どうやら、セゾン投信さんはそれをあえて狙ってやっていたようです。ただし、資産残高が増える事を狙っていた訳ではありません。われわれ個人投資家は時として不合理な行動をしてしまう事があり、それを防ぐ為である事が分かりました。

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顧客ニーズに応えるは顧客本位にあらず

この見出しはセゾン投信NEWS LETTER vol.136の中で中野社長が長期投資仲間へのメッセージとして書いている文章のタイトルになります。

この中で中野社長は次のように書いています。

「セゾン号」のお客さまからは、積立金額の変更や休止・再開をネット内で簡単にできるようにサービスを改めて欲しいとの要望が多くあります。セゾン投信ではなぜそれをあえてシステム化せず書面による対応に据え置いているのか。

もうご理解いただけると思います。それは少なからぬお客さまが積立の投資行動において合理的には誤った判断をされるからです。すなわちマーケットの下落局面が進むと積立減額や休止が増え、上昇局面でも逆の行動が増える、という積立投資の鉄則に反した行動パターンに陥る顧客の存在が当社での経験知として蓄積されています。

ゆえにネットで容易にその変更を促すサービスは、顧客ニーズはあっても「真の顧客本位」とは違うと判断したわけです。

私は楽天証券も利用していますが、投資商品や積立額の変更はネット上で自由にできます。この便利さに慣れてしまうと、セゾン投信さんは野暮ったくて使っていられません。

しかし、私たちが資産運用に求めていたのは、はたして便利さなのでしょうか?便利であるが故に、いろいろといじくり回し、パフォーマンスを低下させた事はなかったでしょうか?

便利さよりも大事な事があると、このNEWS LETTERは教えてくれたような気がします。もちろん、セゾン投信さんが扱っているのは、幅広く分散されたバランスファンド2本だけであり、だからこそできる技であるという事もいえます。

自分で強い意志やポリシーを持って投資できる方はいいのですが、もしそうでないのならば、セゾン投信さんと一緒に歩いてみるのもまた一考なのかなと思います。

私も最低単位の積立ではありますが、一緒に歩いています。
合理性と感情の間で(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積立額を減額しました)

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